観葉植物

ガジュマルの育て方 植え替え方法や水やりなどの管理方法

2016/10/14

ガジュマルの大木

自生地では、幹から伸びた無数の気根が特徴的なガジュマル。

ガジュマルといえば沖縄、その沖縄ではガジュマルの大木にはキジムナーという妖精が住んでいると伝えられています。

幸せを呼ぶ木「ガジュマル」を育ててみませんか?

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ガジュマルの基本データ

学名:Ficus microcarpa

植物分類:クワ科 フィカス属

原産地:東南アジア~台湾 沖縄

好みの日当たり:日向

水やり:普通

ガジュマルのちょっと怖い別名

石像を巻き込む気根

ガジュマルは「幸せを呼ぶ木」と呼ばれていますが、実はちょっと怖い別名も持っています。

それは、

「絞め殺しの木」

ちょっとどころじゃないですね・・・

何故「絞め殺しの木」と呼ばれるかと言うと、

鳥などの動物によって種が他の植物の樹上に運ばれます、

そしてそれが発芽し、ガジュマルの特徴である気根を垂らし始めます。

その気根が徐々に宿主を覆っていき、光を奪い、水を奪い、やがて枯らしてしまうのです

この神秘的なガジュマルの自然の力はすごいですね。

妖精が住む幸せの木ガジュマル 風水などの効果は?

ガジュマルの鉢日本では沖縄県が有名なガジュマル。

「幸せを呼ぶ木」「多幸の木」

としてとても愛されていて、ガジュマルの大木には幸せを運んでくる座敷童のような妖精キジムナーが住んでいると伝えられています。

風水では金運がアップするといわれています。数ある観葉植物の中でも、

ガジュマルは特に金運アップ効果が高いそうです。

「絞め殺しの木」というところからも、自然界で生き抜いていくために身に着けた性質であり、勝ち抜いてきた生命力の強い木として勝利運アップも期待できます。

それから結婚運アップの効果もあるそうですよ。

ガジュマルの近くに一番願いたいことに関するものを置いておくと、願いが叶うともいわれています。

【ガジュマルの育て方】 置き場所や水やり方法は?

とても丈夫で生命力の強いガジュマル。

基本的な管理で育てましょう。

日光が大好き

日光

春から秋の生育期は日光のよく当たる場所に置きましょう。

急に真夏の直射日光にさらすのは葉焼けなどダメージを受けてしまいます。

ですのでまだ直射日光が弱い春ころから徐々に直射日光に慣らしてあげて下さい。

そうすれば真夏の直射日光にも耐えらえる強い葉が生えてきます。

がっしりとした丈夫なガジュマルになります。

寒くなりかけた秋頃には室内の日当たりがいい場所に置きましょう。

日照不足になると徒長し葉のツヤもなくなり、葉が散ったりします。

そのような状態が見受けられたら、日当たりのいい場所に移動してください。

水も大好き でもメリハリをつけて

霧吹きとアイビー

ガジュマルは生育期である春から秋は水をたくさん吸収します。

ですが常に与えるのではなく、土の表面が乾いてから与えましょう。

水切れを起こすと上の方の葉が枯れて散っていきます。

ガジュマルは空中湿度も好みますので霧吹きで葉水を与えましょう。

葉水は頻繁に与えるといいですし、害虫発生の予防にもなりますので是非しましょう。

葉水の時に幹にもかけるとより効果的ですよ。

日照不足の時は水のやりすぎに注意しましょう。吸水力が落ちているときに水を与えても吸水しきれないので根腐れを起こす危険性があります。

秋の寒くなりかけた頃には水やりは控えめにします。

土の表面が乾いて2~3日後に与えましょう

肥料は生育期に2ヵ月に1回固形の緩効性肥料を与えるとよく育ちます。

5℃以下で落葉

耐寒温度は5℃です それを下まわると、葉が黄色くなり落葉してしまいます。

ですので冬の管理は室内がオススメです。

もし葉が落葉してしまっても、ある程度気温を確保して、空中湿度を保って管理していれば、春には新芽が芽吹きます。

風通し良く剪定を

霧吹き後のガジュマル

高木に育つガジュマルは、5~6月に剪定をするといいでしょう。

枝を剪定する事により、枝が増えていきます。

するとバランスよく茂った格好に仕立てられます。

伸びる勢いが強い枝があれば剪定しましょう。 放っておくと突出して樹形のバランスを崩してしまいます。

葉を1~2枚残す程度に剪定してしまいましょう。

混み合っている場合や、他の枝の生長を妨げるような強く太い枝は根元から切って下さい。

全体的にバランスを見ながら他の枝も1/2~1/3の長さに剪しましょう。

風通しが良くなるように剪定してください。

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ガジュマルは比較的根詰まりしやすい

根鉢

ガジュマルは生命力も強くよく生長するので根詰まりを起こしやすいです。

2年に1回を目安に根の状態を確認するといいでしょう。

植え替えのサインは?

  • 水やりしても土に水が浸み込んでいかない
  • 鉢の底穴から根が出てきた
  • 日当たりも水やりもいいのに調子が悪い(根腐れの可能性がある)
  • 2年以上植え替えしていない

これらのサインが一つでもあれば植え替え時です。

植え替え時期は?

生育期の春から秋に行いましょう。

出来れば5~6月あたりに行うのがベスト

植え替え後に生育旺盛な時期(夏)になることで、植え替えダメージの回復が早くなります。

土や鉢はどんなものがいい?

観葉植物用の培養土

土は市販されている、すでに配合された観葉植物用の土をつかうのが失敗もなく間違いないでしょう。

もっと水はけを良くしたい、通気性をよくしたいなど改良したい場合はそれに合う用土を混ぜてもいいでしょう。

鉢は一回り大きいものに植え替えしましょう。

大きすぎる鉢はだめです。

それは、大きいと土の量が増えますね、すると水の保水量も増えます、ガジュマルの吸水量に見合わないと土が常に過湿の状態になります。

そして根腐れの原因になってしまうのです。

ガジュマルの植え替え方法

スコップと鉢

  1. 植え替え前に2~3日くらい土を乾燥させる
  2. 鉢から出して根をほぐしましょう。
  3. 古い土を1/3ほど落とします。古い根や傷んだ根も整理します。
  4. 鉢に排水をよくするため軽石を2cmほど敷きます。
  5. その上に土を数cmいれます。
  6. 鉢にガジュマルを入れて隙間に土を詰めていきます。
  7. 土が入りにくい箇所などがあるのでトントンと鉢を叩いたり細い棒で挿したりして詰めていきましょう。
  8. 鉢の口から4cmくらい下まで土を入れます。水やりの時鉢の外側に水が流れ出さなくする為です。
  9. 土が入れ終わったらまんべんなく水をやりましょう。土が行きわたらなかったスペースに土が流れ込んでいきます。
  10. 土の表面が沈んだら土を足して下さい。

植え替え後の管理が大事

植え替え後はガジュマルは弱っているため通常の管理とは違います。

直射日光や風が当たらない、明るい日陰で風通しがいい場所に置きましょう。

吸水がまだうまく出来ません、水やりは土全体が乾いたら与えて下さい。その分葉水を与えて下さい。

植え替えダメージが回復し元気が出るまで、肥料も与えません。

調子が良くなる1週間ほどは、環境変化させないよう置き場所を変えない。

まとめ

ガジュマルの鉢

丈夫で生命力溢れるガジュマル。

基本的な育て方で初心者にもおすすめで人気の観葉植物です。

日光が好きで水も好き、根腐れに注意して、葉水をあげる。

2年に1回根詰まりチェック。

ガジュマルの独特な幹、色んな形があります、ぜひお気に入りの一鉢を見つけて下さい。

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