モンステラの育て方 植え替えや水やりなどの管理方法
2016/10/14
モンステラといえば、切れ目が入った大きい葉が一番の特徴で、とても存在感があります。
とても丈夫で、多少の耐陰性もあり、育てやすいと人気の観葉植物です。
流通量も多いので花屋さん、園芸屋さん、などよく見かけます。
葉がユニークなのでモチーフとしてもよく使われています。
「モンステラ」と言う名前の由来は、その独特な葉の形から怪物をイメージさせ、ラテン語の「モンストラム/怪物」からきています。
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目次
モンステラの基本データ
学名:Monstera deliciosa Liebm
植物分類:サトイモ科 モンステラ属
原産地:熱帯アメリカ
好みの日当たり:半日向
水やり:乾燥気味に
モンステラがもたらす効果とは?
「モンステラ」の名前の由来はラテン語の怪物を意味する「モンストラム」からですが、
ハワイでは別の見方がされています。
ハワイ語で「モンステラ」は「水が湧き出る」と言う意味があるそうです。
言葉のいいイメージと、葉の切れ目から光が漏れる姿から、「希望の光を導く」と言われ、とても愛される神聖な観葉植物とされています。
風水から見てもとてもいい効果をもたらしてくれます。
「金運」「出会い運」「リラックス効果」
「水が湧き出る」かのように「幸運が次々訪れる」、そんな連想をさせるモンステラ。
金運には南の方角に置くといいそうです。南向きとは植物にとっても一番いい日光環境に当たります。
ハート形で丸みのある葉が、出会い運とリラックス効果をもたらしてくれます。
リビングの隅は気が停滞するらしいので、モンステラを隅に置くのが良いとされています。
【モンステラの育て方】置き場所や水のやりかたは
モンステラの好む明るさ具合、好む水のやり方で、
活き活きとしたモンステラを育てよう。
好みは木漏れ日のような明るさ
モンステラはジャングルの高木の下で育つ植物です。
ですので一年通して直射日光は避けましょう。
木漏れ日のような明るい日向が好みです。
耐陰性も多少あります。
ですが日がまったく当たらない場所は避けましょう。
根や茎がヒョロヒョロと伸びるようであればその場所は暗すぎでしょう。場所移動してください。
根は乾燥気味に、葉は湿度を好む
水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。
水やりの回数が多いと徒長して根が弱ってしまいます。
ですので乾燥気味に育てます。
節間や茎が伸びすぎたら、
水のやりすぎ
だと考えて下さい。
冬場や日照不足の時は土の表面が乾いてから2~3日後に与えましょう。
サトイモ科であるモンステラは空中湿度を好みます。
ですので、水やりとは別にこまめに葉水を与えると元気なモンステラに育ちます。
葉水は害虫予防にもなるのでなるべくやるのがいいです。葉の表、裏をしましょう。
夏の暑さは得意
モンステラは高温多湿を好み夏の暑さには非常に強いです。
冬は5℃以下にならなければ枯れないですが、室内での冬越しにしましょう。
剪定でバランスをとる
モンステラは生長して茎が伸びてくるとバランスが悪くなり、葉も重みがあるので倒れたりしてしまいます。
剪定をして全体のバランスを整えましょう。
傷んだ葉や元気がない葉なども根元から切り取っておくといいでしょう。枯れの原因になってしまいます。
切り取った葉は一枚でも十分魅力的なので一輪挿しなどに立てて楽しんでください。モンステラの葉は切り花としても良く花屋さんで並んでいますよ。
剪定により葉の枚数が減ったり幹の長さが短くなると水の吸水量も減ります。
ですのでその時は水やりの間隔をあけて気を付けてください。
モンステラは気根(茎から空中に出す根)を出します。見栄えが悪いようでした切っても大丈夫です。
でも現在は「根立ちモンステラ」といい、気根と葉のバランスを楽しむのが主流となっています。
※モンステラの葉、茎の汁には毒が含まれています、肌に触れるとかぶれや炎症を起こします。 またペットが誤って食べてしまうと大変ことになります気を付けて下さい。
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モンステラの植え替え方法、時期や土は?
モンステラもよく生長する観葉植物です。
植え替えをして元気に育てましょう。
植え替えのサインは?
- 株が生長し鉢とのバランスが悪い、頭が重く鉢が倒れる
- 水やりしても土に水が浸み込んでいかない
- 鉢の底穴から根が出てきた
- 2年以上植え替えしていない
一つでも当てはまるようでしたら適期に植え替えしましょう。
植え替えの適期は?
5~9月の生育期に植え替えします。
出来れば7~9月がベスト。一番生育旺盛な時期で植え替えダメージの回復も早くなるのでいいです。
どんな土を使うの?
観葉植物用として市販されている土で問題ないです。
昔とは違い、今の市販されている配合された土は質もいいです。
もし気になる点(水はけ、養分、等)があればそれを補う用土を混ぜるといいと思います。
どんな鉢に植えるの?
お気に入りの鉢でいいのですが、サイズは一回り大きい鉢にしましょう。
大きすぎる鉢は、水やりした時にモンステラが水分を吸収しきれません、すると鉢内が過湿になり根腐れを起こす危険性があるからです。
頭が重く倒れやすい株の場合は重心の思いずっしりした鉢に植え替え転倒防止をしましょう。
根は下に伸びる性質があるので、縦長の鉢にすると安定しやすいです。
モンステラの植え替え方法
- 植え替え前に2~3日くらい土を乾燥させる。
- 鉢から出して根をほぐしましょう。
- 古い土を1/3ほど落とします。古い根や傷んだ根も整理します。
- 鉢に排水をよくするため軽石を2cmほど敷きます。
- その上に土を数cmいれます。
- 鉢にモンステラを入れて隙間に土を詰めていきます。
- 土が入りにくい箇所などがあるのでトントンと鉢を叩いたり細い棒で挿したりして詰めていきましょう。
- 鉢の口から4cmくらい下まで土を入れます。水やりの時鉢の外側に水が流れ出さなくする為です。
- 土が入れ終わったらまんべんなく水をやりましょう。土が行きわたらなかったスペースに土が流れ込んでいきます。
- 土の表面が沈んだら土を足して下さい。
植え替え後の管理は大事です
植え替え後はモンステラは弱っています。
- 強い光、風が当たらない、明るい日陰に置きましょう。
- 根付くまで吸水できないので、土が乾いた時(土の表面ではなく)に水を与えましょう。
- 根付いて元気に回復するまで、肥料も与えません。
- 調子が出るまでは環境変化はNG、置き場所を変えない。
まとめ
モンステラも非常に丈夫で育てやすい観葉植物です。
置き場所、水やり、冬場の温度くらいを気を付ければ簡単に育てれるでしょう。
剪定した時に出る
葉を一輪挿しなどで楽しめるのも魅力的です。
姫モンステラなど小さいサイズもあるので取り入れやすいと思います。
モンステラのあの特徴的な
希望の光を導く葉
を楽しんで下さい。
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