観葉植物の基本の植え替え方 時期はいつ?どんな土や鉢がいいの?
2016/10/14
元気で格好のいい観葉植物を長く楽しむには植え替えは必要です。
でも植え替えをしたことがないし、植え替え方法がわからないし、不安なあなた、
植え替えについてのポイントは
- 植え替え時
- 植え替え時期
- 用土・鉢
- 植え替え後の管理
初心者でもできる基本的な植え替え方法や土についてなどをご紹介します。
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植え替えはどんな時に必要?
植え替えをしなくてはいけないと言っても、どんなときに必要なのか。
観葉植物から植え替えが必要なサインを出してくれます。
以下のようなサインを一つでも見かけた時は植え替えが必要です。
土に水が浸み込んでいかない
水やりをしたときに土に水が浸み込んでいくスピードをチェックしてみてください。
さーっと浸み込んでいけばいいのですが、なかなか浸み込んでいかないようであれば、
鉢の中で根が回っていっぱいになっていると思います。
このままですと、根が酸素不足になったり、吸収力が落ちたりして弱ってしまいます。
鉢底から根が出ている
鉢の裏をチェックしてみてください。
鉢底から根がヒョロ~っと出てきていたら植え替えが必要です。
鉢の中は根でいっぱいになっていて根詰まりを起こしてしまいます。
根が酸素不足になり、吸収力が落ちて弱ってしまいます。
あまりにも放っておくと下葉が枯れてくるなど、葉にも影響が出てきます。
バランスが悪い
観葉植物が生長して、あきらかにバランスが悪い時。
頭が重く鉢が小さいなどバランスがとれなくなると直ぐに倒れてしまうようになります。
しっかり自立できる鉢に植え替えが必要です。
2年以上植え替えをしていない
観葉植物はだいたい2年に1回のペースで植え替えするのがいいです。
ですので2年以上植え替えをしていない場合は植え替えが必要でしょう。
観葉植物の種類によっては生長が早い種類もありますので根のチェックを毎年して様子を見て下さい。
植え替えする時期はいつでもいいの?
植え替えをするのに気を付けたいことの一つに植え替えする時期があります。
観葉植物は熱帯や亜熱帯を原産とする種が多いので、気温が高い時期(15℃以上)4月~9月頃に、つまり生育旺盛な時期に植え替えするのが望ましいです。
植え替えをすると少なからず観葉植物はダメージを受けることになります。
植え替え後、生育旺盛になる時期が来るようにすることでダメージの回復を早めることが出来ます。
一番ベストな時期
4月~9月頃までが植え替えするのに適した時期ですが、最も適した時期は、
4月~6月上下旬
がベストでしょう。
春頃に植え替えをして本格的な夏を向かえる前に根付かせておけば、暑い夏も元気に乗り切れます。
植え替え後は根が水を吸収できないので真夏の暑さによる乾燥はダメージを受けてしまいます。
9月以降の植え替えですと、徐々に寒くなる時期なので生育がだんだんと緩くなっていくのでダメージの回復力が落ちてしまいます。
寒い時期でしたら無理に植え替えをしないで、適期(4月~9月)まで待ってから植え替えをしましょう。
植え替えに使う土や鉢は何がいい?
植え替えの時は土も悩みますよね、それから鉢のサイズ選びも植え替えには大事なポイントです。
観葉植物用の培養土で失敗無し
植え替えに使う土ですが、ホームセンターなどで手に入る、すでに配合された観葉植物の専用培養土が失敗もなく間違いないでしょう。
よりその観葉植物が好む土質を自分で配合して作ることもできます。その為のそれぞれ特徴を持った代表的な土がホームセンターなどでも簡単に手に入ります。
基本的なおすすめの配合がありますのでそれを元にブレンドして植物に合った土を作るといいですよ。
鉢のサイズは一回り大きいものに
鉢は今植えられている鉢よりも一回り大きい鉢を選びましょう。
なぜかというと、大きすぎる鉢に植えてしまうと、植えた観葉植物に対し土の量が多く、保水量も多くなります、
すると観葉植物はそれだけの水分を吸水しきれないので鉢内が過湿状態になります、
そうなると根腐れの原因になってしまうのです。
それから根は鉢壁に当たって枝分かれし育っていきます、大きすぎると鉢壁に当たらない為根が貧弱に育ってしまいます。
植木鉢にも色々なサイズ(号数)や土の入る量があり、素材により特徴があります、植物に合った特徴の鉢を選ぶとより良いでしょう。
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基本的な植え替え方法
大体の観葉植物はこの基本的な植え替え方法で問題ないです。
特に難しくはないですので試してみてください。
根の整理をしましょう。
まず植え替え前は4~5日ほど水やりを止めて土を乾燥させておきましょう。その方が植え替え作業がやりやすいし、植物にもいいです。
鉢から観葉植物を出して、1/3くらい古い土を落とします。
根を傷つけないように優しく落とします。土を落としすぎても大丈夫なのであまり気にしないで落として下さい。下の写真はだいぶ土が落ちてしまいました・・・
そして古い黒ずんだ根はハサミで切り落として整理します。
鉢に軽石で排水性をアップ
次に鉢底に鉢底ネットを敷いて、排水を良くするための軽石を数cm入れます。(鉢のサイズによって加減してください。)
軽石でなくても、ごろ土や、発泡スチロールでも代用できます。
小技:キッチンの三角コーナーなどで使うようなネットに入れて使えば、今後また植え替えする時に軽石を取り出すのに楽ですよ。
用意した土を2~3cm入れます。
観葉植物と土を入れていきます
観葉植物を鉢に入れて、土を入れていきます。
根の間など隙間に土が入りにくいので、鉢をトントンと叩いたりして詰めていきます。
細い棒などで挿して隙間に土を詰めて下さい。でもあまり鋭い棒ですと根を傷つけてしまうので気を付けて下さい。
大きい10号や9号の鉢でしたら鉢の口4cm下あたりまで土を入れます。もう少し小さい鉢でしたら2cm程まで土を入れます。
これは水やりの時に鉢の外に水が流れ出ていかないようにするウォータースペースです。
水やりをして隙間に土を流し込む
土を入れ終わったら水やりをします。
詰めこめれなかった隙間に土を流れこますことが出来ます。その分表面の土が沈むので土を足して下さい。
これで植え替えは完了です。
植え替え後の管理は大事です
植え替え後の観葉植物は弱っています。
通常の管理方法とは別の管理が大事です。
植え替え後の置き場所は
日当たりを好む観葉植物だとしてもまだ直射日光には当てないで下さい。
1週間くらいは風が当たらない、明るい日陰に置きましょう。
風は当てませんが通気性は確保しましょう。
植え替え後の水やりは
植え替え後の根はまだ根付いておらず、吸水が出来ません。
ですので水やりは控えて、土が乾いてから与えましょう。
そのかわり葉水を与えて下さい。
肥料も与えません
元気が出るようにと肥料を与えたくなりますが、これは間違いです。
植え替え後に限らず観葉植物が弱っている時に肥料を与えても吸収できません。
肥料焼けして逆効果になってしまいます。
人間も病気の食欲が無い時にがっつりした食べ物は食べれませんよね、植物同じです、肥料は植物が元気な時にもっと栄養を欲しがる時に与えるようにしましょう。
落ち着くまではそのままで
急な環境変化は観葉植物がついていけません、ましてや植え替え後の弱っている時は尚更です。
植え替え後は置き場所の移動は控えます。
約1週間ほどで調子が出てくるので、調子が出てきてから、その植物が好む場所へ徐々に馴らしながら移動させてください。
まとめ
植え替えのポイントは
「植え替え時」「植え替え時期」「用土・鉢」「植え替え後の管理」です。
最初は大変そう、失敗しそう、と考えちゃいますよね。
でも大丈夫難しくないです、一度植え替えをしてみればもう出来ますよ。
それに自分で植え替えた植物は愛おしくなり、より一層グリーンライフを楽しめちゃいますよ。
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