パキラの育て方、水やり、植え替えの方法
2016/10/13
とても丈夫で育てやすく、根強い人気を誇る、初心者にもおすすめの観葉植物パキラ。
観葉植物にあまり詳しくない方でもパキラは見たことがあるんではないでしょうか。
花屋さんや園芸屋さんでも、ホームセンターでも、ミニ観葉なら100均にだって売ってあるとてもポピュラーな観葉植物です。
生長が早くて、脇芽が出やすいので、幹を太くしたり、曲げたり、編み込んだものなどもあります。
幹が細いのやずんぐりむっくりだったり樹形によってイメージが変わります、お好みの樹形を探すのも楽しいですね。
病害虫にも強い、剪定にも強い、耐陰性もある、
室内育成の好条件を持ち合わせている観葉植物です。
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目次
パキラの基本データ
学名:Pachira
植物分類:パンヤ科 パキラ属
原産地:熱帯アメリカ
好みの日当たり:明るい日陰
水やり:乾燥気味に
パキラの風水効果で金運、仕事運、勉強運アップ
長丸のような葉の形に、上に向かって生長していくパキラは、
風水から見ると、気持ちを落ち着かせるリラックス効果と、活発な気を出しやる気をアップさせる効果を併せ持っています。
更にパキラには別名があり、「その昔ある男性がパキラを売ることにより財を築いた」という話から「発財樹」とも呼ばれております。
財を呼び込む効果があり、パキラを育てていれば金運がアップすると言われています。
仕事運、勉強運のアップにも効果があるようで、パキラを育てれば幸せになれる、
そんな魅力的な観葉植物です。
得たい効果に合う場所に置いて風水の効果をパキラから頂きましょう。
【パキラの育て方】置き場所や水やりは?
パキラを元気に丈夫に育てる為にも、
パキラが好む環境を用意してあげましょう。
好みは明るい日陰
パキラは年間通して直射日光は避けましょう。
明るいリビング等、日差しが入る場所がいいです。
耐陰性はありますが、あまり暗すぎても良くありません。
徒長したり、害虫が発生するようであればその場所はパキラにとって暗すぎる可能性があります。 もっと明るい場所へ移動させましょう。
水やりは間隔をあけて乾燥気味に
5~9月は生育期です。
土の表面が乾いてから水やりをします。
その時はたっぷりと与えて下さい。
比較的乾燥気味に育てる方がいいので、水やりは間隔をあけて、土の表面がしっかり乾いたことを確認してから与えましょう。
水切れさせないに越したことはないですが、すごい丈夫な観葉植物なので少しくらい水やりを忘れても枯れることはありません。
むしろ頻繁な水やりは根腐れの危険性があります。
寒くなりかける秋ごろから水やり回数を減らしていきます。
真冬に入ってからの水やりは、
土の表面が乾いてから2~3日後に与えましょう。
しかし真冬でも15℃以上保てる場所であれば、通常の水やり方法でいいです。
水やりポイントは過湿にならないようにすることです。
高温多湿には強い
パキラは夏の高温多湿には強いです。
ですが蒸れには気を付けたいので風通しを良くしましょう。
葉が茂っていれば剪定を行って通気性を確保してあげて下さい。
冬場は5℃以上を保つのが理想です。
害虫予防には葉水をしよう
パキラに葉水をしてあげる事はとても効果的です。
水やりは乾燥気味がポイントでしたが、
葉水は頻繁に行ってあげるとみずみずしいパキラに育ちます。
害虫は乾燥すると発生しやすいので、葉水をすることによって害虫が付くのを予防できます。
葉の表、裏を霧吹きでかけてあげて下さい。
パキラの葉は広めの形をしていてホコリが溜まりやすいです、ですので濡れた柔らかい布で拭いてあげるのも害虫予防も兼ねて効果的です。
パキラが根腐れしたら、その対処法は?
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パキラは水切れにも強い、耐陰性もある、非常に丈夫な観葉植物ですが、過湿には特に気を付けたいです。
水のやりすぎや、鉢皿に水が溜まったままにしておくと根腐れを起こしてしまします。
その症状は、
初期では、葉など見た目は変わりないですが、鉢皿などに溜まった水から異臭がするようになります。 その時点で気が付ければまだ回復する可能性があります。
対処法は、
直ぐに土を乾燥できるような日当たりのいい暖かい場所へ移動させましょう。
中期以降になると、葉や幹にダメージが見て取れるようになります。水切れでもないのに葉に元気がなく色も異常がでます。 更には硬い幹にしわが寄ってブヨブヨになり、腐ってしまいます。
ここまでくると厳しいです。
元気な部分が残っていればそこで切り取り挿し木をすれば復活させることもできます。
元気がないからといって水を与える、肥料を与えることはしてはいけません。
パキラは乾燥気味で育てるのがいいので、調子が悪い時はまずは、
土をチェックしてみてください
水やりを怠っていなければ根腐れが疑わしいです。
肥料はパキラに限らず、植物が元気な時に与えましょう。
僕たちが病気の時に食欲が無いのと同じで、植物も弱っているときは肥料を吸収できません、肥料焼けを起こしてしまします。
パキラの植え替え方法、時期や土は?
観葉植物を長く楽しむには植え替えは避けて通れません。
でも植え替えって
「どんな時するの?」「いつしてもいいの?」「土は?」「鉢のサイズは?」
観葉植物を育てていて出る悩みの定番です。
植え替えサインはこれ
- 見るからして鉢と株のバランスが悪い
- 水やりしても土に水が浸み込んでいかない
- 鉢の底穴から根が出てきた
- 2年以上植え替えしていない
どれかひとつでも当てはまれば植え替えをしましょう。
もう根詰まりしているはずです。
植え替えの適期は?
パキラの生育期である5~9月に行います。
出来れば5月、6月あたりが一番いいでしょう。
それ以外の時期の植え替えはやめましょう、パキラが弱ってしまいます。
時期が来るまで待ってから植え替えしましょう。
どんな土を使えばいい?
土は市販されている観葉植物用のすでに配合されている用土を使うのが失敗がないので、初心者の方にはおすすめです。
しかし植物の育成にハマってきたら自分で土を作りたくなるものです。
色んな土があるのでそれぞれの特徴を合わせてパキラに合った土を作れば、市販の観葉植物用の土では得られない利点があります。
水はけを良くするのがポイントです。
鉢は一回り大きいもの
植え替えに使う鉢は一回り大きい鉢にしてください。
大きい鉢に植え替えれば次の植え替えまでの時間が長くなると思われますが、
実はそれはダメなんです。
何故かと言うと、あまり大きすぎる鉢にすると土の量が多くなりますね、すると水やりをした後の保水量も多くなります。
しかしパキラはそれだけの水分を吸い上げるだけの根が無いので鉢内に水分が残り土が過湿状態になります。
そうです、根腐れを起こしてしまいます。
ですので、鉢は一回り大きいサイズに植え替えましょう。
パキラの植え替え方法
- 植え替え前に2~3日土を乾燥させます。
- まず鉢から出して、根をほぐしましょう。
- 古い根や傷んだ根は取り除き整理します。
- 古い土は1/3程落としましょう。落としすぎても大丈夫です。
- 一回り大きい鉢の底に排水を良くするための軽石を2cm程敷きます。
- その上に土を数cm入れます。
- パキラを入れて真っすぐになるようチェックしながら隙間に土を詰めていきましょう。
- 根の隙間など土が入りにくい箇所もあるので鉢を軽くトントンしたり、細い棒で挿したりして土を詰めて行きましょう。
- 土は鉢の口から4cmほど下までにしてください。ギリギリまで土をいれてしまうと、水やりのときの水が鉢の外側へ流れ出てしまいます。
- 土が入りましたら水をまんべんなくやりましょう。土が入れなかった隙間に土が入っていきます。その分表面の土が沈むので足して下さい。
重要です、植え替え後の管理
植え替え後のパキラは弱っています。
- 強い日光、風には当たらないように、明るい日陰に置きましょう。
- 根付くまで吸水が出来ません。土が乾いてから水やりをします。
- 根から給水できないので葉水をしましょう。
- 根付いて元気になるまで、肥料も与えません。
- 調子が出てくるまで場所移動はしない。
1週間ほどはこの管理で行きましょう。
まとめ
パキラは根腐れと直射日光による葉焼けを注意すれば、丈夫で管理も難しくない観葉植物です。
購入も手軽にでき、サイズもミニから大鉢まで色々あります。幹の形など樹形もさまざま。
これから観葉植物ライフを始めたいあなた、まずはパキラから初めてみてはいかがですか。
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