【結婚式の装花】ナチュラルウェディング
僕の地元では田舎の為、結婚式はほとんど近隣の式場やホテルで行われます。
でも今回、オール地元で作り上げる結婚式がありました。
その時に僕が作成させて頂きました花達です。
新婦の要望で披露宴では、
ナチュラルウェディングのイメージで高砂やゲストテーブル、ブーケを作りました。
滅多にない結婚式の仕事で不安もあり、またほぼ僕一人でしたので大変でしたが、やはり葬儀とは違い楽しく仕事ができるのがいいですね。
今回ナチュラルウェディングってことで、僕も大好きで得意分野です。
意気込んで挑みました！
スポンサーリンク
目次
キセログラフィカをメインにした高砂
どうですか、なかなかいいものが出来たんじゃないかと自分でも思います。
自然を思わせるカラーリングと個性的な形の植物で作りました。
脇にはブリキ缶に入ったソフォラリトルベイビーや多肉植物の寄せ植えも設置。
ベースには三叉をグルーガンで組んでオアシスに被せました。
大体その場で作りながらイメージを膨らませて、また作りながらイメージしてと、インスピレーションをフル稼働！
花ものはトルコギキョウくらいです。
使用花材
- キセログラフィカ（エアプランツ・キセログラフィカの育て方 増やし方や飾り方、枯れる理由は）
- グレープアイビー
- ピットスポラム
- ユーカリテトラゴナ
- スカビオサステルンクーゲル
- ユーカリポポラス
- リューカデンドロ
- トルコギキョウ貴公子
- ビバーナムティナス
- ベビーティアーズの簡単苔玉（簡単苔玉の作り方）
- ソフォラリトルベイビー（メルヘンの木「ソフォラ リトルベイビー」の育て方のポイントや剪定について）
- 多肉植物の寄せ植え（【多肉植物 】寄せ植えをおしゃれに作る方法 ネルソル編）
- ハスヘッド
あと、10連になったボールライトを仕込みました。
多肉植物のテラリウムを土台にしたゲストテーブル
ゲストテーブルの花です。
花と言っても花びらがある花は白いデンファレだけ。
アンティークな色合いの三叉を組んで白い繊維状のペーパーを貼り、ボールライトを絡ませました。
使用花材
- 白デンファレ
- てまり草
- エアープランツ（「エアープランツ」名前付き画像13種類）
- ハスヘッド
下には多肉植物の簡単テラリウムを三つ設置です。
今回のはネルソルを使っていますが、作り方はこの記事を見て下さい。
ナチュラル感たっぷりのクラッチブーケ
洋装のウェディングドレス用に、クラッチブーケです。
クラッチブーケとは、ワイヤー等使わないで、花束を作るのと同じ要領で組んだブーケで、クラッチとは掴むって意味です。
こちらも高砂と合わせ、ナチュラルに。
グリーンでまとめて、挿し色でダスティーミラーシラスのシルバーを入れました。
使用花材
- モルセラ
- ビバーナムスノーボール
- ビバーナムティナス
- 利久草
- ダスティーミラーシラス
- ローズマリー
- ハーブゼラニウム
- ミント
- ワイヤープランツ
- ユーカリテトラゴナ
- ユーカリポポラス
- ピットスポラム
- リューカデンドロ
- SPバラ エクレール
- トルコギキョウ貴公子
- スカビオサステルンクーゲル
ステム（結束部分）にはナチュラルにラフィアとリネンのロープを優しく付けただけです。
生花で作った花冠と和装用の髪飾り
花冠
洋装のドレス用の花冠です。
リズム感が出るように、全体にではなく、部分部分に花を付けています。
使用花材
- ビバーナムティヌス
- クリスマスローズアルグティフォリア
- 秋色アジサイ
- SPバラエクレール
- ユーカリテトラゴナの葉
- ローズマリー
保水処理をして前日に作成し花用の冷蔵庫で保管しておきました。
特にクリスマスローズの水持ちが心配だったので、前もってテストしました。
保水処理もしていたので1日は全然大丈夫でした。
ボールブーケと和装用髪飾り
ちょっと写真が小さいですが、新婦さんが持ってくれてるシーンです。
髪飾りと花材を合わせて作っています。
隙間には利久草をチラッと見せて動きを付けました。
こちらは、花にヘアー用のUピンを仕込んで納品でした。
髪に飾るのは地元が誇る美容師さん。
素敵に花達を輝かせてくれます。
使用花材
- ダリア
- ピンポンマム（ピンク、グリーン、イエロー、エンジ）
- ガーベラ
- かすみ草
スポンサーリンク
生花の髪飾りUピンの仕込み方
生花の髪飾りを髪の毛に着ける為に、ヘアー用のUピンを仕込みます。
そして、保水処理もしました。
その手順を記録しましたのでご紹介します。
ワイヤリング
花にワイヤリングをするのですが、花の種類によって方法があります。
２種類を写真付きで紹介します。
ワイヤリング① フックメソード
写真はガーベラ、茎から花の中心に向かってワイヤーを貫通させます。
貫通したワイヤーの先をフック丈に折り曲げて、茎側から引っ張ります。
引っ張りすぎ注意です。花の中に埋まって見えなくなる程度でいいです。
写真は茎が長いですが、実際はもう少し短くします。花から2～3cmくらいでしょうか。
首が曲がっているガーベラやダリアにオススメ
茎の中にワイヤーが入るので、ある程度茎を曲げたりすることが出来ます。
ダリアなんかは９０度首が曲がってるので、この方法でなるべく上を向くように矯正しました。
他にも茎を曲げたいときなどにも。
花芯に厚みがある花に向いています。
ワイヤリング② クロスメソード
ガクあたりにワイヤーをクロスするように二本差します。
ワイヤーを下に折り曲げます。
※白いのは保水用のペーパーです
バラや花部分が重たい花に使う方法です。
これをクロスさせないで１本でするのをピアスメソードと言います。
保水
切り口に何か水を含んでくれるものを巻き付けます。
ティッシュやキッチンペーパー、コットンなどでもいいです。
こんな感じで。
このガーベラの場合、１本しかワイヤーが無いので、もう1本ワイヤーを使って保水ペーパーを固定します。
軽く折り曲げ、茎に沿わせます。
飛び出してる方のワイヤーをクルクルっと巻き付けていきます。
このワイヤリングをツイスティングメソードと言い、かすみ草やアジサイなどに使用します。
こんな感じです。
ワイヤーで保水ペーパーを固定した方が、次のテーピングがやりやすくなります。
テーピング
保水ペーパーに水を含ませます。
そしてフローラルテープで巻いていきます。
フローラルテープは引っ張ることで粘着面がでてくっつくようになりますよ。
水が漏れてやりにくいですが、頑張って巻いてください。
下まで巻き付けます。
Uピンを付ける
ヘア用のUピンを広げて沿わせます。
花の方のワイヤーはUピンの長さと合わせて切って下さい。
同じ要領でフローラルテープで巻いていきます。
Uピンを元の形にもどして完成です！
ワイヤリングは、Uピンを付けなければコサージュを作ったり、プリザーブドフラワーなどにも使えますよ。
ワイヤーには太さがあって、今回は２４番と２６番辺りを使用しました。
数字が小さいほど太いです。
最後に
結婚式には出席していませんが、二次会には出席させていただきました。
きれいな新婦さんに、イケメンの新郎さん。
花達も二人のおかげでよりきれいに見えたんじゃないかと思います。
高砂やゲストテーブルの評判も良かったとの声を頂き、うれしかったです。
前日は夜１２時まで。
当日は朝５時から作業していました。
でもそんな疲れも吹っ飛ぶ笑顔も見れて最高のお仕事でした。
スポンサーリンク
