ポインセチアの育て方 植え替えや剪定、赤くする為の短日処理方法
クリスマスの時期が近づいて来ると、花屋さんはもちろん、ショップや色んなところでクリスマスカラーで彩ってくれるポインセチア。
綺麗な赤に色づかせる短日処理の方法や、植え替えや水やり、剪定方法などのポイントをご紹介します。
スポンサーリンク
目次
ポインセチアの基本データ
学名:Euphorbia pulcherrima
植物分類:トウダイグサ科 ユーフォルビア属
原産地:メキシコ
好みの日当たり:日光を好む
水やり:普通
ポインセチアを赤く色づかせるには短日処理が必要、その方法は?
ポインセチアを赤く色づくにはある条件が必要です。
その条件とは夜の時間(真っ暗な状態)が12時間以上の状態を40日以上連続で続くことです。 その条件下を経て花が咲き、葉が赤く色づいていきます。(正確には赤くなる葉は苞/ホウと言います。)
そのような植物を短日植物といいます。
日本の自然環境下でその条件を満たすのは10月~11月頃です。 しかし日本のその時期の寒さにポインセチアは耐えることができません。 室内では電気の明かりがある為条件を満たせません。
ですのでポインセチアを赤く色づかせるには、12時間以上真っ暗な状態を人工的に作る必要があります。 それを短日処理と言います。
ポインセチアの短日処理の方法と時期
ポインセチアをクリスマス時期に楽しむ為には、短日処理を8月頃に始めるといいですよ。
ではその方法は、
PM7:00~AM9:00(14時間)は真っ暗に
真っ暗になるのであれば方法はなんでもいいです。 例えば大きめの段ボール箱なんかを被せて更に黒いビニール袋などを被せてあげる、真っ暗な場所があればそこに置いてあげてもいいです。 その時間帯に明かりが当たらないように気を付けて下さい。 連続で12時間以上真っ暗な状態をキープするのがポイントです。
AM9:00~PM7:00(10時間)は日光にあてる
ポインセチアは日光が大好きな植物です。 ですので、昼間の時間帯には十分に日光浴をさせて下さい。
色づくまで40日間続けます
短日処理を連続で最低40日間は続けます。 花が咲き、葉(苞)がしっかりと赤く色づいたら短日処理は完了です。
その後は普通の管理で大丈夫です。
短日処理のポイント
上記の方法ではPM7:00~AM9:00としておりますが、大事なのは真っ暗な時間が12時間以上続くことです。
ですので十分な日光浴が確保出来れば、多少の時間帯の前後は問題ないです。 PM6:00~AM8:00でも大丈夫です。
それから連続40日間続けることも大事なポイントです。もし短日処理をしたのに赤くならない場合は途中で短日処理が失敗している可能性があります。
再度、短日処理を行えば赤く色づかせられます。
旅行などで家を空ける場合、1日や2日でしたら真っ暗な状態で置いていても大丈夫です。 でもそれ以上の日数はダメージを受けますので誰かに頼むなどの対策をしましょう。
スポンサーリンク
ポインセチアの置き場所や水やり、肥料は
ポインセチアは日光が大好きなので日当たりの良い場所に置きましょう。
でも真夏の直射日光は葉焼けしますので気を付けて下さい。朝方の弱めの日光に当てたり半日向に置いたりと対策しましょう。
短日処理の時は光に当たる時間を12時間以上を上回らないように気を付けましょう。
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えましょう。
ポインセチアの管理で注意したいのが寒い時期
ポインセチアは寒いクリスマスの時期によく出回っていますが、実は寒さには弱い植物です。
10℃を下回らない場所で、日中は日光がよく当たる場所で管理しましょう。
一日の温度差が10℃以内で育てるといいですよ。
冬場は乾燥気味に管理し、鉢内の土が乾いてから水を与えて下さい。 冷たい水は根を傷めるので暖かい水を与えて下さい、与える時間は午前中がいいです。
肥料の与え方
4月~10月は月に一回、緩効性の固形肥料を与えて下さい。
花が咲いたら月に2回ほど液体肥料を与えて下さい。
冬場は休眠期になるので肥料は与えないようにします。
ポインセチアの植え替えと剪定、害虫予防
植え替え時期は4月~5月が適期です。
ポインセチアの土は観葉植物用の培養土でいいです。
土づくりをするのであれば、観葉植物などの基本配合赤玉土6:腐葉土4に水はけを強化出来る用土をブレンドするといいです。
植え替え方法は観葉植物などの基本の植え替え方で大丈夫です。
剪定は植え替えの時に一緒に行いましょう。
下から2~3節(根本から10~15cm)が残る辺りで切るだけです。
注意:ポインセチアの茎や葉を切ると白い液が出てきます。それには有毒成分が含まれるので、肌に触れた時にはすぐに水で洗い流しましょう。 子供やペットの誤飲も気を付けて下さい。
害虫予防には、風通しを良くして葉水をしましょう。
まとめ
真っ赤に色づいたポインセチアを楽しむ為の短日処理が大変ですが、短日処理をして自分で育てた赤いポインセチアは買ってきたものよりもより一層美しく感じるはず。
冬場の寒さ対策、日光に十分当てる、短日処理
このポイントを押さえて育てれば毎年綺麗なポインセチアが楽しめます。
スポンサーリンク