観葉植物や草花の土づくり、おすすめの基本配合
2016/10/20
育てている、観葉植物や草花など、それに合った土は市販されている専用の土を使えば失敗もないし問題ないです。
でも置く環境を考慮した土、それぞれの植物に合った、より相応しい土を作ることは植物にとってもいいことです。
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目次
よい土の条件とは
それは、
根が十分に伸びることができる生育に相応しい、栄養たっぷりのよい土。
有機質を適度に含む:栄養分となる腐葉土などの有機質を含んでいる。
酸性度が適正:多くの植物は中性~弱酸性(PH5.0~PH7.0)を好みます。オリーブの木などはアルカリ性を好みます。
肥料持ち(保肥性)がよい:水やりのたびに肥料が流れてしまっては、肥料の効果が少なくなってしまう為。
適度の重さがある:根を支えるためにはある程度の重さもいります、軽ければいいというわけではないのです。
水はけ(排水性)がよい:いつも土が湿っていると、根が呼吸できず、伸びも悪く、根腐れなど障害を起こしてしまいます。
水持ち(保水性):その植物に必要な水分量を保持できる。湿りすぎもだめ、乾き過ぎもだめ、適度を見極めたい。
通気性がよい:通気性が悪いと根が呼吸できません、すると根腐れを起こしやすくなってしまいます。
良い土の見分け方のポイント
その土の水はけを確かめる、簡単なチェック方法があります。
それは、
土を握ってみる
土をひと握りしてみてください。
土はどんな状態になっていますか。
パラッとくずれるのであれば、その土は水はけの良い土です。
固まったままであれば、その土は水はけが悪い土です。改良してから使いましょう。
用土にはどんな種類があるの?
土づくりの為の、それぞれ特徴を持った代表的な土があります。
【基本用土】土をブレンドするときにベースとなる土
赤玉土:「通気性」「保水性」「保肥性」
黒土:「有機質」「保水性」「保肥性」 デメリット:「排水性」「通気性」
田土:「保水性」「保肥性」「粘土質で重みがある」 デメリット:「通気性」
鹿沼土:「酸性」「通気性」「保水性」「保肥性」
桐生砂:「排水性」「通気性」
【改良・調整用土】基本用土の欠点を補うための土。
通気性や保水性、保肥性などを高めるために加えます。
腐葉土:「有機質」「排水性」「保水性」「保肥性」
ピートモス:「保水性」「通気性」「酸性」
バーク堆肥:「有機質」「通気性」「保肥性」「保水性」
バーミキュライト:「通気性」「保肥性」「保水性」(挿し木、種まき用土に適している)
パーライト:「通気性」「軽い」
川砂:「排水性」「通気性」
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調整材【苦土石灰】 と 特殊用土【軽石】
苦土石灰:酸性土壌を中和。 植物の生長に必要な苦土(マグエシウム)と石灰(カルシウム)を含む 土に混ぜると緩やかに効く石灰。 粒状と粉状とあります。
軽石:水はけを良くするために鉢底に敷いたりします。
用土の基本の配合と植物別おすすめ配合
基本の配合を覚えて、それぞれの植物に応用しましょう。
用土の配合は簡単です。
ほとんどの植物に合う基本の配合を覚えておけば、後は土の種類を変えたりやそれを補う改良・調整用土を加えるだけで、さまざまな植物に対応できる土が作れます。
例えば、保水力を高めたいときは「バーミキュライト」を加えて通気性も高めれます。 通気性高めたく更に軽くしたいときは「パーライト」を加えると良いでしょう。
ほとんどの植物におすすめの基本配合
それは、
赤玉土6 : 腐葉土4
この赤玉土6:腐葉土4の比率でブレンドした土は、「通気性」「排水性」「保水性」「保肥性」のあるバランスがとれた用土になります。
多くの植物はこの配合で良く育ち、根も良く伸び、丈夫に育ちます。
植物別おすすめ配合
「草花」 水はけ・水持ちのよい土
赤玉土6:腐葉土3:バーミキュライト1
ほとんどの草花におすすめの配合です。 基本的な配合にバーミキュライトを加え、「保肥性」を高めています。
「ハーブ」 水はけのよい土
赤玉土6:腐葉土3:川砂1
排水性を高めるために、基本的な配合に川砂または軽石を加えます。 弱アルカリ性を好むものには更に苦土石灰を加えて酸度の調整をする。
「花木」 水はけ・通気性のよい土
赤玉土5:腐葉土3:バーミキュライト2
赤玉土を減らしてバーミキュライトを多めに配合。ただし花木は、極端な土質を好むものがあるので、その花木の好みの土をチェックをしてから配合しましょう。
「観葉植物・ハンギングバスケット」 より通気性を高めて軽量化
赤玉土5:腐葉土3:パーライト2
室内で育てる場合はにおいが気になるので、においが抑えられたインドア用の土や、腐葉土の代わりに無菌のピートモスを使うといいです。
ワンポイント:ブレンドするとき時、赤玉土を5mmくらいの網目のふるいにかけましょう。 ふるいに残った大きい土は鉢底石として利用。
ブレンド後は雨の当たらない場所で2週間ほどなじませてから使いましょう。
まとめ
土の配合いかがだったでしょうか。
良い土の条件を抑え、代表的な土の特徴が分かれば後は基本の配合
赤玉土6:腐葉土4
これさえ覚えておけば、育てたい植物に合った土が作れますね。
グリーンライフにはまれば土も自分で作りたくなり、自分で作った土で元気に育った植物達を見た時の喜びは最高ですよ。
まずは基本配合からはじめて、徐々に自分のオリジナル配合を作って下さい。
土づくりも植物を楽しむ醍醐味の一つですね。
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