何故枯れる?【エアプランツ】本当の育て方
2017/07/23
インテリアグリーンとして人気のエアプランツ(学名/ティランジア)。
土がいらない、空気中の水分を吸収して育つ、だから初心者におすすめ
このようなうたい文句をよく聞きませんか?
なのにエアプランツを枯らす人がよくいらっしゃいます。
実は、「空気中の水分を吸収して育つ」
このうたい文句により水やりが必要ないと誤解が産まれてしまい、間違いが広まってしまったからです。
確かに空気中の水分を吸収して育つのですが、
水やりは必要です。
ではエアプランツの本当の育て方をご紹介します。
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本当は水が好き
水やり不要だなんて間違った情報が広まってますが、エアプランツはむしろ、
水が大好き
水やりは定期的にしましょう。
頻繁にはいりませんが週1~2回水やりをしましょう。
水やりの仕方
エアプランツに水をやる時は霧吹きでやりましょう。
エアプランツ全体にまんべんなく、水が滴るくらいたっぷりかけます。
葉と葉の隙間に水が溜まったままにしてると直ぐに腐ってしまいます。
その辺を注意しながら水を払ってから、風通しのいい場所で乾燥させましょう。
エアプランツは夜に気孔が開き水を吸収するので、できれば水やりは夕方から夜間にやるのが好ましいです。
梅雨の時期など湿度が高い場合は水やりは控えて大丈夫です。
湿度60%を超える時は水やりはほとんどしなくてもいいです。
人にとって気温25℃で湿度40~60%くらいが快適だそうです。
少し不快に感じるようであれば水やりは必要ないでしょう。目安にしてください。
霧吹きで水やりする方法をミスティングと言うのですが、もう一つ方法があります。
それはソーキングという方法です。
やり方は、バケツ等に室温程度の水を溜めて4~8時間ほど浸して水を吸収させます。
ソーキング後は水を払い風通しのいい場所でしっかり乾燥させましょう。
ソーキングを行うのであれば月1回でいいのですが、
エアプランツが状態良く元気であれば、普段のミスティングだけで十分です。
ソーキングは長すぎてエアプランツが窒息したり、蒸れて腐ったりする恐れがあります。
する時はソーキング時間とソーキング後の乾燥には注意してください。
水やりをして乾かして2~3時間後にトリコームという銀白色の毛がふわっと立ちあがります。
色の美しさが際立ち、ボリューム感がでてきれいです。
エアプランツが一番美しいときです。
トリコームとは水を取り込む大事な器官です。銀葉種はそれが発達しているため銀白色に見えます。他に緑色でつるっとした感触の緑葉種があります。銀葉種に比べトリコームが少なく、強い日差し、乾燥に弱いです。
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適した置き場所は
エアプランツに適した場所は直射日光が当たらない、風通しのいい場所です。
エアプランツは土が必要ないので、いろんな場所にアクセサリーや小物などと合わせて、雑貨のように飾れるのが魅力の一つです。
皿に乗せてあげるだけでもお手軽に素敵になりますよ。
ワイヤーで吊るしたりしてもオシャレ。
エアプランツは着生植物で、本来は樹木や岩にくっつい育っています。
ですので木の板や流木などに着生させると、根付いて水や養分を吸収するようになり丈夫に育ちます。
着生させるには、細い針金などのワイヤーで木の板や流木に巻き付けて留めてください。
時間が経つと根が出てくっ付きます。
大きく育てたいときは
基本エアプランツに肥料を与えなくても大丈夫ですが、元気に育てたいときには、
月に1度規定量より5倍ほどに薄めた液体肥料を水やり後に霧吹きで与えて下さい。
大きく育てたい時には月に2度与えます。
枯れたけどちょっと待って【ドライエアプランツ】
エアプランツが枯れてしまったら、ミイラ化してしまったら確かに悲しいです。
でもちょっと待って下さい。 種類等にもよりますが、そのエアプランツの独特なフォルムはまだ健在。
枯れても格好いいではありませんか。
これで本当に手が全くかからない、ドライエアプランツです。
吊るして育てていたのが、悲しいですが枯れてしまったときにカッコいいドライエアプランツになりやすいと思いますよ
ドライフラワーも吊るして作りますもんね。
まとめ
水やりが必要ないと思われがちなエアプランツ。
本当は水が大好きでした。
水やりと蒸れを気を付ければ、これでもう枯れることもないと思います。
独特の美しいフォルムをお気に入りの飾り方で楽しみましょう。
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