やわらかい光を好む【観葉植物の図鑑】
2016/11/02
置きたい場所の明るさ具合によって適した観葉植物があります。
ここでは直射日光に当たると葉が焼けるので苦手ですが、
レースカーテン越しなどワンクッションおいた明るい場所、
半日向が適している観葉植物をご紹介。
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目次
ユニークな葉が人気 【モンステラ 英語名/Monstera】
切れ目が入った大きな葉が特徴の存在感ある観葉植物モンステラです。
幹のうねりや気根等、樹形の面白さも楽しめます。
多少の日陰でも育て方次第では生育が可能です。
水のやりすぎには注意、根腐れや徒長の原因に。
乾かし気味に育てましょう。
直射日光はいらない
ジャングルの高い木の下で育つモンステラには直射日光は必要ありません。
木漏れ日のような明るい半日向の場所が適しています。
多少の耐陰性はあるものの、暗すぎる場所はヒョロヒョロに弱ってしまいます。
元気に育つ温度
耐寒温度:5℃
高温多湿を好み、夏の暑さには強いです。
冬は室内へ取り込みましょう。
東京より以西では外でも冬越し出来ることがあるそうですが、夏から徐々に外での育成に慣らして、冬に根ができていれば可能のようです。
モンステラは乾燥気味に
水やりは基本、土の表面が乾いたらたっぷりやりますが、水やりの回数が多いと徒長し根が弱ってしまいます。
モンステラは乾燥気味に育てましょう。
調子が悪そうでしたら、水のやりすぎを疑ってみてください。
冬や日照不足の場合は土の表面が乾いて2~3日後に水をあげてください。
サトイモ科のモンステラは空中湿度を好みます。
ですので葉水をあたえると元気に育ちます。
剪定でバランスを
根に近い古い葉が落ちて、茎が伸びてくると、バランスが悪くなり倒れやすくなります。
ですので伸びすぎた部分をカットしてバランスよくしましょう。
カットしたくなければ、重心のとれた鉢に植え替えをしましょう。
根が下に伸びる性質があるので、縦長の鉢が適しています。
余りにも伸びすぎてひどい場合は、葉を1~2枚残して根元近くまで切り戻してもいいです。
また茎から芽が出てきます。
葉が減ったり、幹が短くなると吸水量が減りますので、水やりの間隔をあけましょう。
カットした葉は挿し木できます。
気になる花言葉
「うれしい便り」「壮大な計画」「深い関係」
便りや計画など、明るい未来をイメージさせられる花言葉です。
開店祝いやイベントのお祝いなどによさそうですね。
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個性的でワイルド 【クッカバラ 英語名/Kookaburra】
葉痕を残した幹と気根が絡み合う姿は個性的でワイルドです。
四方八方に勢いよく伸びるギザギザの葉もインパクトがあり抜群の存在感。
夏の直射は葉焼けします、日陰もうまく育たないです。
なので適した場所を見つけてあげて下さい。
日照不足には要注意
基本は室内の明るい場所に置いて下さい。
日照不足になると株が弱ってしまい、葉が小さくなりハダニなどの害虫も発生してしまいます。
復活させるのが難しいです。
急激な温度変化に気を付けて
耐寒温度:5℃
育成温度は10℃以上です。
温度差がある場所への急な移動はよくありません。
室内であれば冬越し出来るでしょう。
戸外で育成している場合は10月下旬には中へ入れましょう。
こまめな葉水を好みます
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりとあげます。
しかし水やりの回数が多いと徒長し、根が弱ります。
ですので乾燥気味に育てましょう。
冬や日照不足の時は水を控えめにしてください。
サトイモ科のクッカバラは空中湿度を好みます。
なので葉水をこまめにやるといいです。
害虫の予防にもなります。
気根が空気中の水分を吸水します。
子株を育てよう
茎が伸びてきたら、主茎をカットして止めると周囲に子株が出来ます。
大きくなったら子株を切り取り、切り口を乾かしてから挿し木をしてみましょう。
挿し木するときは葉を1~2枚残して挿して下さい。
肥料は緩効性のものを
肥料のやりすぎは葉色があせてきます。
ですので肥料を与える時は春から秋にかけて緩効性の置き肥にしましょう。
気になる花言葉
「壮大な心」「壮大な美」
優しく美しい、そんな方へ似合う花言葉。
そんな方に贈りたいです。
アジアンインテリアに合う 【クワズイモ 英語名/Alocasia odora】
ファンシーで素朴な雰囲気でアジアンインテリアに合うクワズイモ。
水やりの翌日、葉先からしずくが垂れる神秘的な観葉植物です。
根に毒を持つことからこの「クワズイモ」という名前がつきましたが、その分害虫もつきにくく育てやすいです。
半日向の場所を守れば初心者にもおすすめ
明るい場所を好みますが、熱帯の大樹の根元で育つ観葉植物なので、夏場の直射日光は苦手。
暗すぎるのも苦手で、日照不足になると根腐れを起こします。
新芽がでなかったり、徒長するようならもっと明るい場所へ置きましょう。
屋内管理がおすすめ
耐寒温度:5℃
霜よけをして5℃以上あれば戸外でも冬越し出来ますが、寒さには弱い方なので、葉も傷みますので屋内での管理がおすすめです。
夏は高温多湿を好みますが、屋内では蒸れに注意。
水やりは日中にあげましょう
土の表面が乾いたらたっぷりとあげます。
排水、通気不足で根腐れを起こしやすいので、乾燥気味に育てます。
日照、温度不足の時に水をやりすぎると根腐れし、木を冷やすので、水やりは温度の高い日中にしましょう。
サトイモ科の植物なので空中湿度を好みます。
なのでこまめな葉水が効果的。
水はけが悪くなったら植え替え
成長が早く、根が太くなるので、水はけが悪くなったら、5月頃に植え替えをしましょう。
2~3本に株が分かれていたら、株分けして別々に植えてもいいです。
気になる花言葉
「復縁」「仲直り」
もう言葉そのまま。
そのような場面にはクワズイモです。
観葉植物の定番【ポトス 英語名/epipremnum aureum】
オーソドックスで飽きのこない草姿。
垂れる植物の中ではとても丈夫で育てやすいです。
つる性の着生植物です。
最近は斑が入ってないグリーンの品種が新鮮で、どんなインテリアとも合うと人気。
冬は室内での日当たりがベスト
強い日差しは嫌いますので、春から秋にかけてはレースカーテン越しの光がちょうどいいです。
冬場は室内の日当たりの良い場所が理想的。
耐陰性が強く日陰でも育ちます。でも暗すぎると徒長して生育も悪くなるので、出来れば明るい場所に置きましょう。
暖かい室内では冬でも生長
耐寒温度:5℃
冬場は5℃以上を保つようにしてあげて下さい。
暖房の効いた室内では冬でもつるを伸ばすことがあります。
秋頃からは控え目な水やりで
春から秋までは生育期で、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えて下さい。
茎に多少保水をしていますので、頻繁な水やりは根腐れの原因になってしまいます。
秋に入り最低気温が20℃を下回るようになったら吸水力が落ちてきますので、水やり回数を減らしていきましょう。
冬場は表面の土が乾いてから2~3日後に与えましょう。
空中湿度を好むので葉水を与えるとより良いですし、害虫予防にもなります。
剪定について
つるが伸びてくると、先の方まで栄養が行き届かなく、急に枯れてしまうことがあります。
伸びすぎて根元がさみしくなったら切り戻して仕立て直しましょう。
気になる花言葉
「永遠の富」「華やかな明るさ」「長い幸せ」
この花言葉から、風水から見る観葉植物では金運アップとしても人気です。
まとめ
クッカバラなどのフィロデンドロン属、この「フィロデンドロン」とはギリシャ語で「木を好む」という意味で、気に絡まって成長する植物です。
つる性、ほふく性、直立性など、色々種類があります。
葉色も豊富です。
インテリアに溶け込みやすく、雰囲気作りに大活躍。
サトイモ科等の空気中の湿度を好む植物には葉水が効果的です。
害虫予防にもなりますので、こまめにしましょう。
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